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2009.09/23(Wed)

異変 ④

古代の足取りは重かった。
医務室から第一艦橋まで、こんなに遠く感じたのは初めてだ。古代は、改めて、自分がショックを受けているんだと感じた。

─過労とストレス。

今回の航海で、南部の負担が増えていることはわかっていた。艦長になった自分の代わりに、常に班員の状態を把握し、気を配ってくれていた。ガルマン帝国と交戦状態に陥ってからは、休む間もなかっただろう。

とにかく、南部には休養が必要だ。
しかし、南部の穴を埋められる人材はいない。古代にしても、艦長と戦闘班長を兼務した上、砲術長の職務まで引き受けるのは、無理だった。


第一艦橋では、皆、古代の帰りを待っていた。
「艦長!」
「古代!」
皆が、立ち上がって古代の傍に駆け寄ってくるのを無言で制し、た。

「南部なら大丈夫だ。頭痛と目眩がひどいらしいが、特に悪い病気ではないそうだ。今は、薬が効いて眠っているが、このまま、しばらく休養させれば落ち着くだろう。」

古代の言葉に、一応、ホッとした空気が広がる。

「しかし、艦長。何でもないのに、南部ほどの男が、気を失って倒れるとは思えんが・・・。」
真田だけではない。ここにいる皆、まだ、半信半疑だった。

「うん・・・。それが・・・。」


「過労とストレス!?」
大きな声を出したのは、島だった。
「南部がか?」
にわかには信じられない。
「そりゃあ、南部の職務は元々ハードだし、特に今回は古代が艦長になった分、戦闘班を実質取り仕切っていたから、それなりにプレッシャーはあっただろうが・・・。」

島の言いたいことはわかる。
─今回に限ってなぜ・・・?

みんなの知る限り、南部は心身ともにタフな部類に入る人間だ。これまで、何度も視線をくぐり抜けてきたはずだった。

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