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2009.09/20(Sun)

異変 ②

「艦長!」
相原の声で、古代は我に帰った。ハッとして振り返ると、みな一様に、信じられないという顔だ。

「とにかく、医務室に行ってくる。後は任せたぞ。」
それだけ言い残すと、古代は第一艦橋を飛び出して行った。

沈黙を破ったのは、島だった。
「南部のやつ、そんなに体調が悪かったのか?」

真田も、太田も首を捻るばかりだ。
その中で一人、相原だけは、さっきの南部の不自然な仕草を思い出していた。

「そういえば、さっき、南部が格納庫に下りる前、ちょっと様子が変だった・・・。」
「どういうことだ?」
「南部は、何でもないって言ってたけど、眼鏡に手をやりながら、こめかみを押さえてた。」
「本当か?」
「うん。顔色も良くなかったし・・・。多分、頭が痛かったんじゃないかな。それで、眼鏡を直すふりをして、こめかみを押さえたんだと思う。」
「お前、そういうことは早く言えよ!」
「だって、まさか倒れるほど深刻だなんて、思わなかったから・・・!」

相原と島のやり取りに、太田も口を開いた。
「そう言われてみれば、この間も、あれっ?て思うようなことがあったな。」

それは、二日前のことだった。
「あの日は、俺と南部が当直だったんだ。それなのに、南部のやつ、珍しく時間に遅れてきた。
それに、少し顔色が悪いような気がしたから、ちょっと気になって
『具合でも悪いのか?』って訊いたんだ。その時も南部は
『大丈夫。何でもないよ。』って」。
もしかしたら、少し前から、体調を崩してたのかも知れないぞ。」

「あの馬鹿!何で倒れるまで黙ってるんだ!」
島の苛立った様子に、みな、押し黙ってしまった。
「まあ。艦長が様子を見に行ったんだから、しばらく待とうじゃないか。」

真田の言葉を受けて、とりあえず、みんな、持ち場にかえるしかなかった」
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